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成田からくり時計
@成田駅

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成田からくり時計

成田からくり時計は電波時計を四方に組み込んだ時計塔で、定時にダイナミックに展開するからくり時計。

場所はJR成田駅前バスロータリー中央。サイズはw=3100d=3100 H=4900から最大7530まで上昇する。

デザインコンセプトは成田のシンボルとしての時計塔であり、現代の灯明台を想起させる成田市にふさわしい東屋的造型とした。

通常時は成田の四季をテーマにしたステンドガラス風イラストを施した時計塔であり、

毎日午前八時~午後八時(金、土曜日は午後十時まで)の毎時ちょうどに約四分間稼働する。雨天や強風時は作動しない。 

  • 演出展開−1として手古舞の金棒のシャキンシャキンの音共にゆっくりとステンドガラス風隠し窓が観音扉として開き、

祭り囃子の人形達が登場。

成田市の夏の風物詩でもある祇園祭をイメージした「祭り囃子」の演奏がと共に、時計台は上昇していく。

最大の高さに達した地点で「祭り囃子」の演奏は終了。観音扉は閉まる。

  • 演出−2として中段の障子風造型には「ようこそ成田へ」へのメッセージと演者らしきシルエット。

拍子木のカチンカチンの音と共に金屏風の歌舞伎「鏡獅子」をイメージとしたステージが現れ開演。

高さ約1200程の大きな人形の登場。歌舞伎風の舞と演奏共による演出を行う。

【設置場所】JR成田駅前広場(JR成田駅前参道口)
【稼働時間】日曜日~木曜日 8時~20時 / 金曜日・土曜日 8時~22時
1時間ごとに約4分間稼働 気象状況によっては稼働しない場合あり

クライアントの声

成田駅前再開発をきっかけに、積み重ねた成田市への感謝の気持ちとこれからの成田市への期待を形として表現したい、成田市に何か貢献したいという思いを、企画から根気よくお付き合いいただき、その想いを理想通り実現していただいた。coconさんには本当に感謝しております。

成田市の玄関である駅前のロータリーに“成田からくり時計”は観光客のみならず、地元の子供たちからお年寄りまで愛される成田のシンボルとして、待ち合わせ場所としても、フォトジェニックとしても注目を浴びています。

最終のデザインが決まるまでの約1年間、プランを提案・修正を重ね、試行錯誤を繰り返し、半年間の製作期間を経て雨や風にも(強い台風にも)負けない立派な時計台です。第1景は成田の「祇園祭」、第2景は成田新勝寺ゆかりの歌舞伎をモチーフに音楽と共にストーリーが展開されます。まさに成田ならではの”からくり時計”どうぞ皆さん、成田にいらした際は是非ご覧いただき楽しんで頂けると嬉しいです。


制作担当者の声

完成をイメージしたイラスト

完成をイメージしたイラスト

模型を製作して、スケール感を確認

模型を製作して、スケール感を確認

図面

図面

成田市のシンボルとなる“からくり時計”の企画~製作までの受注させていただき、本当にやりがいのある経験が出来感謝しております。

クライアントの強い思いを完璧に具現化することが出来て、完成した時は感動で胸がいっぱいになりました。成田市のご協力で駅前のロータリーの真ん中に、そして新勝寺の表参道の入口となる目立つ場所に設置出来たことも本当に幸運な事でした。

企画~製作~設置まで約1年半、何度かくじけそうになった時もありましたが、一つの大きな夢を実現するお手伝いが出来、理想通りに完成した瞬間それまでの苦労もすっ飛んでしまうほどの喜びでした。

日本全国、世界各国に様々な“カラクリ時計”が存在しますが、この“成田カラクリ時計”は成田のこの場所、ここでしか味わえないオリジナリティ溢れる、一度見たら忘れられない大変印象に残る個性的な“カラクリ時計”です。一度皆さま足をお運びください。


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